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HIRAETHヒライス、 ウェールズの言葉で 〈望郷〉 を意味します。


















故郷ウェールズの景色を、 いつまでも心の中にとどめておこう、 という言葉です。


ウェールズの美しい景色を目の当たりにしたら、そう思わずにはいられなでしょう。


ですが、 その美しさの裏には、 イングランドの支配下に置かれ、 


薄れていく文化をどうにか守り抜こうとしてきた歴史があります。


















それは 「ウェールズ」 という名前にもあらわれています。


現在ウェールズは、 英語でウェールズ、 ウェールズ語でカムリと呼ばれています。


ブリテン島を支配したアングロ・サクソン人からは、 英語で“外国人”を示す 「ウェールズ」 と呼ばれ、


逃げのびたケルト人の彼らは、 自らのことをウェールズ語で“同胞”を示す 「カムリ」 と言ったのです。


心に故郷の大切な景色を持つもの同士が、 お互いをカムリと呼び、 暮らしてきました。



















今回私は、 この土地で暮らす人々に 「一番大切な思い出の場所・風景」 をたずねて歩こうと思っています。


もちろん、 ほっかむりとサングラスといういつものユニホームで。



















ウェールズの人々の心に眠る、 とっておきの思い出の箱をのぞかせてほしい。


これまで私は作品の中で 「思い出」 や「誰かを想うこと」について触れてきました。 小説や映画、


自分の思い出から踊りへと広がっていくことが多いのですが、 今回はこの旅で、 


ウェールズで暮らす人々の人生から刺激を受けたいと思っています。


そしてあわよくば、 お話を聞かせてくれた人たちが、 思い出に積もっていた埃をはらって、


また明日から新しい日々を送ってくれたらなと思うのです。


この過程のすべてをカメラにおさめドキュメンタリーとして残すとともに、 


話して下さった“物語=思い出”とゆっくり向き合い、


短編集のようなダンス作品として実を結べたらと考えています。


美しい景色とその場所に込められた思い出を共有できたなら、


わたしも“カムリ”になれるのかしら。











































第二弾 Cymru & I in 長岡 始動!















昨年8月イギリスのナショナルシアターウェールズにレジデンスした際、


一緒に活動した映像作家ホルヘが日本にやって来る!


ウェールズの言葉、HIRAETHヒライス(「故郷の景色をずっと心に持ち続けよう」


という意味)に感化され始まった、 その街の  思い出の景色を人々に尋ねるプロジェクト


「カムリとわたし」第二弾始動です。 第二弾の地は、新潟県長岡市。 私とホルヘで旅立ちます。


記憶がない出生地、 新潟県長岡市を訪ね、 そこで暮らす人々の思い出を採集し、


私と長岡を繋ぎ直す旅の記録です。


この企画のため、 初めて幼少時のアルバムを見ました。


ほっかむりしてる写真 サングラスしてる写真 マイク握っている写真もありました。


生まれてから何も変わっちゃいません。


最近手にした本に「必要なのは行きたい場所より帰りたい場所。


帰る場所は選べない。」とありました。


長岡の景色を通して、皆様の故郷を思い出して頂けたら嬉しいです。








































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